「野外劇 新譚 糸地獄」 終演

リオフェス2018参加作品 吉野翼企画「野外劇 新譚 糸地獄」

無事に終演しました。

関わってくださった方、応援してくださった方、皆さま本当にありがとうございました。

野外劇、大変でしたが、かけがえのない楽しさの方がたくさんありました。

この空の力は本当に凄い。

稽古期間中に亡くなった父もきっと見に来やすかっただろうと思います。 それまで一度も見に来た事はなかったのに、死が近くなるととても見たがった。 このことについては、また。 出演者の皆さんが素敵なレポートをたくさん書いてくれているので、ここでは今回の私自身の踊りの創作について記録します。

ぜひ出演者検索して、他の方のレポートもお読みくださいネ‼︎

■客入れからプロローグ

客入れについては特にプランらしいプランはなく、お客様とのセッション?でした。

「佇まい」で見せることが出来ず、悔しさが残ります。

プロローグは、若さと老いの永遠回帰でした。

老いについては、舞踏メソッドで「老婆」をやったのでやり易かったですが、若くなったときに何を使うか、に悩みました。

結局、「力強く空間を動かすものであれば良い」と気付きましたが、どこまでうまくいっていたのか…?

■男たちの影

芝居をしている男の後ろでユラユラと揺れています。

この時使った踊りは「線香」。

身体の中から湧き天空に登ってゆく煙をひたすらに感じていました。時に筒の煙になると重たくて、頭が垂れてしまう。足元に白い濃厚な煙が溜まる。その流れをただただ感じていました。

その前では、女たちの不穏な身の上話が繰り広げられています。

このシーンは長いので、じっくりと舞踏が出来て自分の中で一番の見せ場でした。(笑)

■雨の身の上話

こちらは本番に入ってもずっと試行錯誤していたところです。

女郎「雨」がのっぺらぼうの男に身の上話をするシーン。

物語の流れと、「雨が降っている」情景という強いモチーフを、寄り添いながらも「いかに外れるか」にかかっているなあ、と最初から思っていました。

本当に色々試したけれど、結局手の踊りになりました。一番、納得のできるものがこれだった。

指一本一本が星に繋がっていて、星の巡りにより動かされている、その指同士がくっついたり離れたりして、遊んだり労ったり愛していたりして見えてくる。それを見ている私は空っぽ。

娘である「繭」に男との裏切りを見られて、その手は繭の怨念の目になりました。

退場時に、その掌の目で蹲っている繭を見て、去ります。

繭役の千晴ちゃんに、後日「しっかりしろ!と喝を入れられましたね」と言われ、何のことかと思ったらここのことでした。「すごく黒くて強くて禍々しい念を感じた」と言ってもらえた!

↑雨役のYUKIさん。 本当に素晴らしい演技でした! 

↓雨の日の熱演。鈴木千晴ちゃん。 実は、おなじみASHの秘蔵っ子。 

ちなみに、雨の身の上話のシーンに入る前に花道を通って繭に近づきますが、私は全身ずぶ濡れの踊りで、髪の毛や衣服からの雫を感じ、重い裾を感じながら歩いていました。

本当はもっともっと細かいメソッドがあるはずですが、花道が長くて意識の集中レベルが限界 (^^;

今回、一番の功労者はスタッフさん。 毎日仕込み、終演後、真っさらにします。 翌朝、再び仕込み、バラし。 雨の中の仕込みもありました。時間との闘いでした。 本当に本当にお疲れ様でした‼︎

写真:伊藤青蛙、丹内浩之 

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